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トライバンド/MU-MIMO対応の無線LANルーター「Archer C5400」、TP-Linkが発売

 ティーピーリンクジャパン株式会社(TP-LINK)は、トライバンドとMU-MIMOに対応する無線LANルーター「Archer C5400」を3月中旬に発売する。価格は3万800円(税別)。

 Archer C5400は、IEEE 802.11ac/n/a/g/b対応の無線LANルーター。5GHz帯のバンド1/2および2.4GHz帯のトライバンドに対応し、5GHz帯では最大2167Mbps、2.4GHz帯では最大1000Mbpsでの通信を実現している。また、一度に10bitでのデータ伝送が可能な変調方式であるNitroQAM(1024QAM)への対応により通信速度が約25%向上している。

 4本のデータストリームにより、複数機器の同時接続時に実効速度の低下を抑える「MU-MIMO(Multi User Multi-Input Multi-Output)」にも対応する。8本の可動式アンテナを装備しており、ビームフォーミング機能と組み合わせて接続端末の距離や方向を検知、電波を集中させることで、安定して高速な通信を実現している。

 干渉波を検出した場合に、1秒以内にバンドを動的に変更する「Zero Wait DFS」の機能も備える。また、デバイスからはSSIDは1つしか見えず、デュアルバンド対応デバイスでの接続時にどのバンドに接続するかを自動的に判断、パフォーマンスを最大化する「Smart Connect」も備える。

 このほか、Broadcom製の1.4GHzデュアルコアCPUと3つのコプロセッサを搭載し、複数の無線/有線LAN接続を並列処理する際のデータ転送の中断や遅延を軽減。背面には1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tの有線LAN×4およびWAN×1、USB 3.0×1、USB 2.0×1の各ポートを背面に装備。このうち有線LAN×2ポートでリンクアグリゲーションを設定可能だ。本体サイズは230×230×43mm(幅×奥行×高さ)。

 フリーWi-Fiスポット構築時の認証用ウェブページを作成できるポータル認証の構築機能も搭載。TP-Linkによれば、個人向けの無線LANルーターでは初となる。