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Windows 10のバーション「1511」へのサポートが10月10日に終了

各バージョンへ18カ月間のサポートを提供、CB/CBBのサポートライフサイクルを撤回へ

 Microsoftは、2015年11月に提供を開始したWindows 10における2番目のバーション「1511」のサポートを10月10日に終了し、セキュリティ更新プログラムの提供を終了する。

 Microsoftでは、これまでCB(Current Branch)とCBB(Current Branch for Business)と呼んでいたビジネスユーザー向けサポートライフサイクルのコンセプトを変更。新たに「Semi-Annual Channel」として、年2回リリースされるWindows 10とOffice 365 ProPlusの各バージョンに対するセキュリティ更新プログラムを、リリース後18カ月間提供する。

 なお、Microsoftは4月に、今後はWindows 10のメジャーアップデートを3月と9月の年2回実施すると発表している。

 バージョン1511のサポート終了は、上記のサポートポリシー変更と、これまで段階的に提供を拡大していた「Windows 10 Creators Update」が、27日より全ユーザーで利用可能になったことを受けてのもの。

 バージョン1511の開発コードネームは「Threshold 2」で、「Windows 10 November Update」とも呼ばれている。Windows 10は2015年7月に最初のバージョン「1507」(開発コードネーム「Threshold 1」)が提供され、このサポートは5月9日に終了済み。

 Windows 10の機能更新プログラムは、2015年11月のバージョン「1511」に続き、2016年8月に「Windows 10 Anniversary Update」と呼ばれるバージョン「1607」(開発コードネーム「Redstone 1」)、2017年4月に「Windows 10 Creators Update」と呼ばれるバージョン「1703」(開発コードネーム「Redstone 2」)が提供されている。今秋には、バージョン「1709」と見られる「Windows 10 Fall Creators Update」(開発コードネーム「Redstone 3」)が提供予定。

 これらのサポート終了は、バージョン「1607」が2018年3月、バージョン「1703」が2018年9月に予定されている。なお、「Windows 10 Enterprise 2015 Long Term Servicing Branch(LTSB)」と「Windows 10 IoT Enterprise 2015 LTSB」向けには、セキュリティ更新プログラムが引き続き提供される。

 Microsoftでは、最新のアップデートへの更新を継続しているWindows 10について、メインストリームサポートを2020年10月13日、延長サポートを2025年10月14日に終了することを、「Windowsライフサイクルのファクトシート」のウェブページでアナウンスしている。