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「ネットがないと生きていけない」が23.8%、シマンテック調査


 シマンテックは25日、「快適なパソコンライフに関する調査」の結果を公表。都内で記者発表会を開催した。同社は、PCをデータの保存媒体として利用している傾向が強まっていること、また、PCが購入時に比べてパフォーマンスが低下していると実感しているユーザーが多いと説明。セキュリティ対策だけでなく、バックアップやPCチューンナップ機能を備える「ノートン 360」をPRした。

PCやインターネットは、家電やコンビニより生活に必要

日常生活になくてはならないもの

 シマンテックでは、PCライフに関する調査を過去3回行っているが、これまでは「パソコン利用時のストレス調査」としていた。同社広報によれば、「“ストレス”とすることで、ネガティブなイメージが調査結果に影響を与えると考え、今回は“快適なパソコンライフ”にした」という。

 調査は、矢野経済研究所の協力で行った。記者発表会では、矢野経済研究所の野間博美氏(情報通信・金融事業部長)が調査結果を説明。調査では、国内のインターネットリサーチモニターから抽出した10代から60代を対象に、Webアンケートを実施。プライベート利用のPCについて回答を求めた。期間は5月16日から19日で、1000人の有効回答を得た。

 日常生活の必需品について、PCや携帯電話、テレビ、コンビニなど10点を挙げ、それぞれ1〜7段階で評価してもらった。1位は「PC」で5.53ポイント、2位は「インターネット」で5.42ポイント、3位は「テレビ」で4.68ポイントだった。家電よりもPCやインターネットが上位だったほか、「携帯電話」は4.40ポイントで6位だった。なお、今回の調査はPCユーザーにネット上で調査している点に留意されたい。

 また、インターネットがなくなったら困る程度を尋ねたところ、「生きていけない」との回答は10代が44.0%で最も多かった。全体で見ても「インターネットがないと生きていけない」ユーザーは2008年の10%から23.8%に増えている。さらに、PCがなくなったら困る程度では、「生きていけない」との回答が10代(47.0%)、20代(34.5%)で多かったほか、60代以上のシニア層でも32.0%と多かった。

PC内に保存するデータ1位は「写真」、PCは思い出の倉庫に

PCに保存しているデータ

 インターネット上の脅威に対する認知度を調べるため、「ウイルス」「スパイウェア」「フィッシング詐欺」「Webサイト経由の攻撃」について尋ねた。「理解しており説明できる」「説明はできないが、だいたい理解している」「何となく知っている」の合計では、「ウイルス」が94.6%で最も多い。次に「フィッシング詐欺」の88.1%、「スパイウェア」の76.9%、「Webサイト経由の攻撃」の59.3%だった。

 セキュリティ対策の実施状況では、「総合セキュリティソフト」が47.3%で最も多く、次いで「プロバイダーのウイルス・スパム対策サービス」が35.9%、「ウイルス対策ソフト」が31.9%、「ファイアウォール」が26.0%など。「行っていない」は6.8%だった。セキュリティ対策を行っていないユーザーに、その理由を尋ねると、「やり方がわからない」41.7%、「面倒だから」33.8%、「お金がかかるから」32.4%などが多かった。

 PCに保存しているデータの種類では、「写真」が64.0%でトップ。以下は、「住所・電話・メールアドレスなど」が46.4%、「一般文書」が40.2%、「送受信メール」が36.4%など。また、過去1年の「データ損失経験」は26.2%で、損失したデータの種類は、「文書ファイル」の49.6%、「イラストや写真などの静止画」の46.6%などが多い。データ損失経験者に復元できたかを尋ねたところ、「全く復元できなかった」が42.7%で、「完全に復元できた」は6.9%にとどまった。

PC内の重要なデータを損失すると「失恋」並みにショック

PC上のデータをなくした失意の程度

 データのバックアップ頻度は、「1カ月に1回程度」が19.1%で最も多く、次に「行っていない」が17.9%だった。バックアップしない理由では、「やり方がわからない」の40.2%、「面倒だから」の34.6%、「無くなっても困らないデータだから」の29.6%などが多い。なお、バックアップしているユーザーが利用するメディアでは、「USBメモリ」が42.3%でトップだった。

 PC購入時に比べ、動作が遅くなったかを尋ねたところ、「やや遅くなったと感じる」が44.5%、「非常に遅くなったと感じる」が13.1%で、ユーザーの5割以上がパフォーマンスの低下を実感していた。低下の原因としては、「保存データ量が増えた」の36.3%、「後からインストールしたソフトが増えた」の27.3%などが多い。パフォーマンス低下への対策では、「使っていないソフトのアンインストール」が53.5%で、「特に対策はしていない」は25.1%だった。

 このほか、「財布」「健康」「友情」「仕事」「恋」「PC内のデータ」など10点を挙げ、それらを無くしたときの失意の程度を7段階で評価してもらった。上位は1位が「財布」で6.35ポイント、2位が「健康」で6.25ポイント、3位が「良好な家族関係」で6.08ポイント。そのほか、「恋」は5.47ポイント、「PC内のデータ」は5.44ポイント、「携帯電話内のデータ」は5.42ポイントだった。野間氏は、「PC内の重要なデータ損失が失恋と同等にショックだということがわかった。また、今回の調査で、快適な生活にはPCやネットが必要不可欠だといえる結果が出ており、快適に利用するためには十分な対策が必要」だとコメントした。

矢野経済研究所の情報通信・金融事業部長である野間博美氏 インターネットがなくなったら困る程度、全体、性別、年代別

PC初心者層の問題点 調査からわかったこと




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(野津 誠)

2009/6/25 20:24

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