ヤフー、「OAuth」対応のオークションAPIを開発者向けに公開
ヤフーは9日、外部のアプリケーションに対してリソースへのアクセス権限を付与するための認可プロトコル「OAuth」に対応したAPIの第1弾として、「Yahoo!オークション」におけるユーザー情報を外部アプリケーションで利用可能にする「マイ・オークションAPI」の提供を開始した。
「OAuth」は、Web上のサービス連携を安全に実現するためのオープンな認可プロトコル。OAuthにより、外部のアプリケーションに対してYahoo! JAPANのIDやパスワードを渡すことなく、Yahoo! JAPAN内のリソースへのアクセス権限だけを与えることが可能となる。
今回公開された「マイ・オークションAPI」では、Yahoo!オークションでユーザーが気になるオークションの状況をチェックできる「ウォッチリスト」機能や、自分が出品や入札をしたオークションの状況を確認できる機能に対応。これにより、外部の開発者でもマイ・オークションの機能を組み込んだサイトや、マイ・オークションと連携したアプリケーションの開発が可能となる。
ヤフーでは、今回の取り組みは2008年から進めているオープン化の一環で、Yahoo!オークションでは出品時に利用できるAPIの提供も予定しているほか、そのほかのサービスでもOAuthを利用したAPIの提供を積極的に進めていくとしている。
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(三柳 英樹)
2009/7/10 16:24
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