「Lunascape 6」正式版公開、Firefoxアドオンに対応
Geckoアドオン「FoxTab」の利用画面 |
複数のGeckoアドオンをサイドバーで起動した画面 |
Lunascape株式会社は11日、Webブラウザの新バージョン「Lunascape 6.0」(コードネーム“ORION”)の正式版を公開した。対応OSは、Windows 7/Vista/XP/2000およびWindows Server 2008/2003。同社サイトから無償ダウンロードできる。
Lunascape 6.0では、従来のバージョンから対応していたInternet Explorer(IE)アドオン、Lunascapeアドオンに加え、Firefoxアドオン(Geckoアドオン)に新たに対応した。
Firefoxアドオンについては、Web開発者に人気の高い「Firebug」やTwitterクライアントの「Echofon」などが利用できる。現時点でFirefoxアドオンは6000以上存在するが、Lunascape 6.0では一部のアドオンが正常に動作しない場合もあるという。
サイドバーで表示するタイプのFirefoxアドオンを複数同時に実行することも可能だ。これにより、例えば、ウィンドウの左右、下、フローティングサイドバーでさまざまなアドオンを表示して利用できる。
また、従来バージョンと同様に、レンダリングエンジンでは「Internet Explorer(IE)」で使われている「Trident」、「Firefox」で利用されている「Gecko」、「Google Chorome」で採用されている「WebKit」に対応している。
起動速度の高速化技術も引き続き採用しているという。例えば、Geckoアドオンを16個追加した状態の起動速度は、Lunascape 6が781ミリ秒、Firefox 3.5が1199ミリ秒という自社での計測結果を紹介し、起動速度の速さをアピールしている。
このほか、シンプルで使いやすいユーザーインターフェイスを実現したというデザインスキン「ORION」を追加したり、同一のページを3つのレンダリングエンジンでまとめて表示するカスケード表示(分割表示)などにも対応した。
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(増田 覚)
2009/12/11 16:32
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