「Google Docs」にオンラインクリップボード機能を追加


 Googleは17日、「Google Docs」にコピー内容をサーバー上に保存しておける「Webクリップボード機能」を追加したと発表した。

 この機能を利用すると、Google Docsの利用中に選択した文書やスプレッドシート、プレゼンテーションの一部を、サーバー上にクリップボードとしてコピーを保存できるようになり、さらに別のドキュメントにペーストできる。

 このWebクリップボードは、雲(クラウド)の絵が描かれているクリップボードアイコンから利用できる。ドキュメントの範囲を選択し、アイコンをクリックすると、内容がWebクリップボードにコピーされる。別のマシンで別のドキュメントを開いた場合でも、同じアカウントであれば選択したコピー内容を選び、そこでペーストすることが可能だ。

 一度クリップボードにコピーした内容は、次のアクションを行うまでの間Googleアカウントに30日間保存され、いつでも再利用できる。複数のコピー内容をこのクリップボードに保存しておくことが可能だ。

 ペーストの方法は、選択したドキュメントのフォーマットによって異なる。例えばスプレッドシートとの場合、選択範囲の表形式をそのままペーストすることも可能だ。またドキュメントの場合、HTMLやプレーンテキストに変換することもできる。

 プレゼンテーションへのペーストには現時点で若干の制限があり、テキストや画像の選択ができない場合があるとしている。しかしプレゼンテーションのスライド1枚全体や、テキスト部分のみをコピーすることは可能だ。


関連情報

(青木 大我 taiga@scientist.com)

2010/2/18 13:30