gooラボ、PCと携帯電話で閲覧履歴を共有できる「ドコレキ」

　NTTレゾナントとNTT情報流通プラットフォーム研究所は2日、gooの実証実験サイト「gooラボ」で、PCおよび携帯電話でWebサイトの閲覧履歴を共有できるサービス「ドコレキ」の実証実験を開始した。「OpenID」に対応したmixiやYahoo! JAPANなどのユーザーIDを使って、サービスを利用できる。

　「ドコレキ」では、PCと携帯電話から閲覧したWebサイトの閲覧履歴を、ユーザーごとに用意された「マイページ」上で確認が可能。これにより、外出先の情報を事前にPCで確認し、地図などを印刷したり、自分の携帯電話にURLをメール送信するといった手間をかけることなく、携帯電話から閲覧したサイトに再アクセスできるとしている。

　閲覧したサイトの履歴機能に加えて、「お気に入り」ボタンを押して任意のサイトを登録できる「お気に入り履歴」機能も用意する。また、履歴一覧をキーワード検索できるほか、閲覧履歴のデータをもとにユーザーに合った情報収集スキルを「あなたのIQ」として表示する要素も備えた。

「ドコレキ」PC版画面イメージ	携帯電話版の画面イメージ

　PCの場合、Webブラウザーにアプリケーションをインストールすることで利用が可能になる。Internet Explorer 7.0以降ではツールバー「ドコレキ版gooスティック」、Firefox 2.5以降では専用プラグインをインストールする。

　携帯電話は、NTTドコモの901/701iシリーズ以降の機種が対象。「マイページ」上の設定画面に表示されたQRコードを携帯電話で撮影しサイトにアクセスすることで、「ドコレキ」が利用できる。このほか、Android用アプリケーションも用意する。

　実証実験期間は、3月2日から7月2日までを予定。NTTレゾナントでは、期間中にユーザーから寄せられた意見や要望を踏まえて、機能を充実させて正式サービスとして提供する考えだ。