Adobe製品のアップデートと偽ったメールに注意


 米Adobe Systemsは5日、Adobe製品のセキュリティアップデート通知と偽ったメールが出回っているとして、こうしたメールのリンクをクリックしないよう呼びかけた。

 Adobe Product Security Incident Response Teamの公式ブログによると、メールには「Adobe Risk Management」の「James Kitchin」といった署名があり、「CVE-2010-0193」の脆弱性を修正するためのアップデートなどと称してダウンロードを促す内容になっている。Adobeでは、これらのメールはAdobeが送信したものではないとして、リンクをクリックしたり、添付ファイルを開いたりすることのないよう、ユーザーに注意を求めている。

 Adobeでは、メールによるセキュリティ情報の通知サービスも提供しているが、このメールに記載しているのはセキュリティアドバイザリやセキュリティ情報など「adobe.com」ドメイン内のページへのリンクのみで、実行ファイルへの直接のリンクを記載することや、添付ファイルを開くことは決して無いとしている。


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(三柳 英樹)

2010/5/7 19:39