集合住宅を光で地デジ化、大家さん向け「フレッツ・テレビ」プラン


 NTT西日本とオプティキャストは、光回線経由でテレビ放送などを見られる映像サービス「フレッツ・テレビ」において、集合住宅のオーナーなどを対象にした新料金プラン「フレッツ・テレビ 建物一括契約プラン」を5月10日から提供すると発表した。

 建物一括契約プランでは、フレッツ・テレビの放送サービスを提供するオプティキャストの設備から集合住宅までを、NTT西日本の光回線「フレッツ 光ネクスト ファミリータイプ」または「フレッツ 光ネクスト ファミリー・ハイスピードタイプ」で接続。さらに集合住宅内は既存の共聴設備(同軸ケーブル)で各戸まで分岐して、フレッツ・テレビのサービスを提供する。

 これにより、入居者が地上デジタル/アナログ放送やBSデジタル/アナログ放送などを受信可能になり、集合住宅全体の地デジ化対策に活用できるとしている。また、各入居者が別途、放送事業者と直接契約すれば、CSデジタル放送も視聴可能だ。いずれも、テレビやチューナーは入居者が用意する必要がある。


「フレッツ・テレビ 建物一括契約プラン」のサービスイメージ(発表資料より)

 対象となるのは、総戸数6戸以上の集合住宅。料金は入居者数にかかわらず、全戸数分をオーナーや管理組合、管理会社などが一括契約して支払うかたちで、1戸あたり月額735円。このほか初期費用として、フレッツ回線の契約料や工事費などが必要となる。

 なお、建物一括契約プランで提供されるフレッツ回線は、入居者が別途契約しているインターネット回線とは別の回線となり、フレッツ・テレビ専用に使われるものだ。インターネットや「ひかり電話」などには利用できない。


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(永沢 茂)

2010/5/7 19:50