昭文社の地図ソフト新製品をエリアごとに切り売り、ダウンロード提供開始


 株式会社昭文社は11日、ローカルPCにインストールして使うタイプの地図ソフト「スーパーマップル・デジタル11」のダウンロード販売を開始した。同ソフトは、10日にパッケージ版が発売されたばかりの新製品。ダウンロード版では、必要なエリアのみ購入できるよう、地図データをエリア別に分割販売する。Windows 7/Vista/XPとWindows Mobile 6.5/6.1/6/5.0に対応する。

 ダウンロード版の「スーパーマップル・デジタル11 DL」は、地図アプリケーションおよび全域図を収録した「広域日本システム版」(2100円)を購入した上で、各エリアの詳細図などの地図データや住所検索データを収録した「地図データ版」(各1050円)を購入して利用する。「地図データ版」のラインナップは、北海道、東北1、東北2、関東1、関東2、甲信越、東海、北陸、関西1、関西2、中国、四国、九州1、九州2の14エリア。

 「スーパーマップル・デジタル11 DL」には、スマートフォン用の地図アプリ「PocketMappleDigital」も付属している。


スーパーマップル・デジタル11PocketMappleDigital11

 スマートフォンだけで使用するユーザー向けには、「PocketMappleDigital11 DL」も単体で用意した。こちらも、地図アプリケーションと全域図を収録する「基本システム版」(1260円)と、各エリアの地図データを収録した「地図データ版」を組み合わせて使用する。「地図データ版」のラインナップは、全国版(5040円)、関東甲信越版(1260円)、北海道、東北、東海北陸、関西、中国四国、九州沖縄(各945円)。

 なお、パッケージ版の「スーパーマップル・デジタル11」は、「全国版」が1万5330円、「東日本版」「西日本版」が各8820円、「関東甲信越版」が5880円。地図の描画速度向上などが図られたのが特徴。ダウンロード版も機能は同じだが、プログラムを収録したDVD-ROMや印刷したマニュアルがない点が異なる。


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(永沢 茂)

2010/6/14 15:15