内閣官房情報セキュリティセンター、各府省庁にIE6からIE8への移行を推奨


 内閣官房情報セキュリティセンター(NISC)は17日、各府省庁に対してInternet Explorer 6(IE6)からIE8への移行を推奨するなどの指示を行ったことを公表した。

 NISCでは、米国企業などに対して2010年1月に行われたサイバー攻撃で、IE6など旧型ブラウザーの脆弱性が悪用されたと言われており、マイクロソフトでもIE6からIE8への移行を勧めていると説明。一方で、日本の中央省庁においては、互換性確認のコストから依然としてIE6のみをブラウザーとして利用している府省庁があるとしている。

 このためNISCでは5月12日付で、「IE6からIE8への移行を推奨」「今後、各府省庁においてWebアプリを利用するシステムの新規構築または更新する際は、最新ブラウザーに対応する設計とすること」「最新の複数ブラウザーの利用を検討すること」の3点を各府省庁に指示。政府機関においては引き続きIE6からの移行に関わる取り組みなどを推進し、情報セキュリティの向上に努めていくとしている。


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(三柳 英樹)

2010/6/18 06:00