プラネックス、無線LANコンバーターとしても使える11n対応ルーター


「MZK-MF300N」

 プラネックスコミュニケーションズ株式会社は2日、IEEE 802.11n対応の無線LANルーター「MZK-MF300N」を7月上旬より販売すると発表した。スイッチ操作もしくは自動判別で、動作モードをルーター、アクセスポイント、コンバーターの3種類に切り換えられる多用途製品。定価はオープンだが、メーカー発表の参考価格は5250円。

 MZK-MF300Nは、同梱ACアダプターで動作する無線LANルーター。本体サイズは約75×54×19mm(幅×奥行×高)、重量約50gと小型なため、メーカーでは「世界最小クラス」「出張・旅行時の持ち運びに便利」とアピールしている。

 本体内蔵のスイッチを切り換えることで、無線LANの動作モードを3種類から選択できる。「Auto」ではネットワーク環境に応じてルーターとアクセスポイントを自動で切り換える。また、ホテル客室内などでの利用に便利な「アクセスポイント」、有線LAN対応デジタル家電を無線化するための「コンバーター」モードも選択可能。

 無線方式はIEEE 802.11n/b/g(2.4GHz帯)に対応。セキュリティ方式はWPA2-PSK(AES/TKIP)、WPA-PSK(AES/TKIP)、WEP(128ビット/64ビット)をサポートし、最大5つまでのSSIDを同時に設定できる。なお、「WPS」による無線LAN簡単セットアップ機能も利用可能。

 内蔵する有線LANポートは、10BASE-T/100BASE-TX対応の1ポートのみ。このほか、無線・有線LANの利用状況に応じて自動的に消費電力を調整する「アクティブエコ」、曜日や時間帯にあわせて無線出力を変更できる「グリーンAP」などの節電機能も搭載している。


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(森田 秀一)

2010/7/2 14:29