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Win/Mac/Linuxに対応〜iPadをリモートアクセス端末にする無料アプリ


「TeamViewer」iPhoneアプリとiPadアプリのダウンロードページ

 独TeamViewer社は、iPadからWindows/Mac/Unixマシンへのリモートアクセスを可能にするiPadアプリ「TeamViewer HD」を7月14日に提供開始した。日本語にも対応しており、App Storeからダウンロードできる。

 TeamViewerは、Windows OSとMac OS、Unix OSに対応するリモートアクセスソリューション。コンピューター側でTeamViewerのアプリケーションを起動し、専用のIDとパスワードを発行。このIDとパスワードをiPadアプリで入力することで、Windows/Mac/Unixマシンに、リモートアクセスが可能になる。

 ホスト側となるコンピュータの対応OSは、Windows OSではWindows 98/XP/2000/Vista(32/64bit)/7(32/64bit)。Windows Serverもサポートする。Macでは、Mac OS X以後に対応。Linuxでは、Red Hat、Fedora、Suse、Mandriva(32/64bit)、Debian(32/64bit)、Ubuntu(32/64bit)。

 コンピューター側では、TeamViewerアプリケーションをインストールせずに実行することもできる。このため、コンピューターの管理者権限をもっていなくても利用可能だ。

 セキュリティ面では、RSA秘密鍵/公開鍵交換とAES256ビットセッションエンコーディングに基づく暗号化を採用している。またVPN接続環境にも対応する。パスワードの文字列は初期設定では4桁だが、ホストコンピューター側で6桁または10桁に変更できる。

 接続は、ファイアウォール越しでも自動で接続相手までのルートを見つけて動作するため、ユーザーはファイアウォールの再設定を行なう必要などはなく、IDとパスワードを入力するだけで離れたパソコンのデスクトップが表示される。

 無料アプリの「TeamViewer HD」は商用以外の利用に用途を限定している。ビジネスユーザー向けには、「TeamViewer Pro HD」(1万6000円)が用意されている。

 iPhone向けにも同様に、商用以外の用途向け無料アプリ「TeamViewer」と商用にも利用できる「TeamViewer Pro(1万1500円)が用意されている。

 コンピューター用も商用以外であれば無料版を利用できる。有料版は、Business版が5万9300円で、Premium版が11万8700円、Corporate版が22万4900円。いずれも一度購入すればずっと利用できる生涯ライセンスで、マネージャソフトの有無やインストール可能なコンピューターの台数、1台のコンピューターからの同時セッション数の制限などで3つのプランが用意されている。

 TeamViewerではビデオチャット機能も備え、ビジネス利用では、サポートセンターで顧客とビデオチャットしながら、顧客のコンピューターにリモートアクセスしてトラブルの原因を探るといった使い方が想定されている。

 TeamViewer社は2005年に設立したドイツのIT企業で株式は非公開。オンラインコミュニケーションやコラボレーションのための高性能なソリューションの開発や流通に重点を置いて事業展開している。TeamViewerは14カ国語に対応しており、世界で6000万人のユーザーがいるという。

コンピュータ側でTeamViewerを起動すると、接続用のIDとパスワードが発行される。IDとパスワードはいつでも変更可能 iPad側でアプリを起動、IDとパスワードを入力して接続する。接続方法は非常に簡単だ
Windows 7マシンにiPadから「TeamViewer」を使ってリモートアクセスした画面。この場合、ノートPCの解像度がiPadと同じXGA(1024×768ドット)なので、画面ぴったりに表示される
上画面と同じ環境で、iPadを縦置きにした画面。全画面を見るには左右スクロールする必要がある。左右スクロールのタッチパッド操作は、iPadで通常ページ送りする際とは逆方向にドラッグするため、最初は混乱する
コンピューターにダウンロードしたTeamViewerのセットアッププログラムは、インストールしなくても実行できる コンピューター側のTeamViewerオプション画面。オプション設定はおおむねコンピューター側で行なう。パスワードは初期設定で数字4桁だが、6桁や10桁に変更可能。アクセスブロックも設定できる

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(工藤 ひろえ)

2010/7/16 16:20