イースト、Adobe DRM対応の電子書籍配信プラットフォーム「書蔵」を発表


 イースト株式会社は28日、電子書籍配信のオープンプラットフォーム「書蔵(しょぐら)」を発表した。

 「書蔵」は、書籍のオンライン登録からダウンロード販売・決済までの各種システムを法人向けに提供するサービス。企業は、書蔵のすべての機能を利用するだけでなく、一部のサブシステムのみを既存システムと組み合わせて利用することもできる。

 データ形式はPDFとEPUBに対応。著作権管理には、AdobeのDRMサーバー「ACS4(Adobe Contents Server 4)を採用し、貸し借りや印刷・閲覧期間の制限などに対応する。欧文印刷株式会社と提携し、オンデマンド印刷にも対応する。

 サーバーにはマイクロソフトの「Windows Azure」を使用し、安定したサーバー運営とともにCDNを利用した高速なコンテンツダウンロードを実現。出版社サイトでの電子書籍販売から社内ドキュメントの配信まで、多様な電子書籍ニーズに対応できるとしている。

 イーストでは、法人ユーザー向けに書蔵の無料体験サイトを公開。IDとパスワードを取得することで、PDFによる自社ドキュメントの登録、検索、ダウンロードを試用できる。


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(三柳 英樹)

2010/7/29 06:00