電通、キーワード入力不要、ザッピング感覚でウェブ閲覧できる「Xappy」
「Xappy」のシステム概念図 |
株式会社電通は5日、検索キーワードを入力することなく、受動的にウェブサイト閲覧できるサービス「Xappy(ザッピー)」の提供を開始した。特定のボタンをクリックするだけで、人気コンテンツや注目サイトを連続的に楽しめる。会員登録すれば無料で利用できる。
インターネットを利用した情報収集の手段は、現在、キーワード検索が一般的。しかし電通では「能動的な(キーワード)検索だけではユーザー自らの知識・関心を超える情報を入手することは難しい」としている。
これに対し「Xappy」では、社会的に注目されている話題や人気コンテンツの情報を自動収集し、関連性のある記事を“シナリオ”としてあらかじめリスト化。ユーザーはページ上のボタンをクリックするだけで、対象サイトをテレビのザッピング感覚で連続閲覧できる。
実際の利用にあたっては、まずログインが必要。その後に表示される専用ページではおすすめシナリオがリストアップされているので、ページ上部の常時表示ボタンをクリックしていけば、ウェブサイトを次々と閲覧できる。
ザッピングの対象サイトは「サイト」「コマース」「ニュース」「ブログ」などのコンテンツ種別や、「スポーツ」「教育&資格」といったカテゴリー別に絞り込み(フィルタリング)できる。このほか、関連サイトを探すための「ドリルタウン」、メールやTwitterで共有するための「シェアリング」、あとから再度読むための「クリッピング」といった機能も用意されている。
「Xappy」は電通と株式会社プリファードインフラストラクチャーが共同で開発・運営する。当初はPCのウェブブラウザー向け、およびiPhoneアプリを対象にサービス提供していくが、対応デバイスは随時追加していく予定。
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(森田 秀一)
2010/8/6 13:07
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