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海賊版ソフトと知りつつ業務使用〜全国初摘発、出品者の販売先にも捜査の手


 長野県警生活環境課と上田署は26日、海賊版ソフトと知りながら、「Adobe Photoshop CS3 EXTENDED 日本語版」と「Adobe Illustrator CS3 日本語版」をファイル共有ソフトを通じて入手し、業務で使用していたペット用品販売店社長の男性(50歳)らを、著作権法違反の疑いで長野地検に送検した。社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)が同日、発表した。海賊版ソフトの業務使用による送検は、全国で初めてだという。

 オークションによる海賊版ソフト販売で今年5月に逮捕された会社員男性の販売先に、このペット用品販売店があったことから、業務使用の可能性があるとして捜査が進められていた。ペット用品販売店の社長は、会社員男性から海賊版を購入した後、新しいバージョンをファイル共有ソフトを通じてダウンロード。ペットグッズのカタログや商品タグなどのデザインに使用していたという。

 ACCSによると、インターネットオークションにおける海賊版出品者の摘発が続いている一方で、落札者が海賊版であることを確認した上で「問題なく動作した」「また取り引きしたい」などと評価を付けている実態があるという。海賊版の購入は著作権侵害に加担する行為であり、さらには今回のように購入者が著作権侵害にあたる可能性も高くなるとして、海賊版ソフトを購入しないよう呼び掛けている。


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(永沢 茂)

2010/11/29 06:00