Mozilla、「Firefox 3.6.13」「Thunderbird 3.1.7」を公開


 Mozillaは9日、ウェブブラウザー「Firefox」に発見された脆弱性を修正したバージョン3.6.13を公開した。また、メールソフトの「Thunderbird」についても、同様に脆弱性を修正したバージョン3.1.7を公開した。

 Firefox 3.6.13では、合計11件の脆弱性を修正。11件のうち9件は脆弱性の重要度が4段階で最も高い“緊急”。このほか、安定性に関わる問題の修正が行われている。

 Thunderbird 3.1.7では、合計3件の脆弱性を修正。3件とも脆弱性の重要度は4段階で最も高い“緊急”。このほか、ローカルに保存されている巨大なフォルダーやファイルの処理に関する修正や、IMAPメールボックスのローカルコピーが破損する状況を防ぐ修正などが行われている。

 また、旧製品となる「Firefox 3.5」「Thunderbird 3.0」についても、同様の脆弱性を修正したFirefox 3.5.16およびThunderbird 3.0.11が公開された。Mozillaでは、Firefox 3.5はまもなくサポートが終了し、Thunderbird 3.0については今回が最後のセキュリティアップデートとなるため、早急にFirefox 3.6およびThunderbird 3.1への移行を呼びかけている。


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(三柳 英樹)

2010/12/10 12:53