Evernote、ネットワークプロバイダーにNTT Comを採用


EvernoteのCEOを務めるフィル・リービン氏

 Evernoteは20日、米国本社のデータセンターと世界をつなぐネットワークプロバイダーにNTTコミュニケーションズ(NTT Com)を採用したと発表した。NTT Comの国際IPバックボーン「グローバルIPネットワークサービス」を利用し、世界中で急激に伸びるユーザーとトラフィックに対応するという。

 Evernoteによれば、世界全体のユーザー数は2010年の1年間で260万人から770万人へと3倍近くに増加。現在は1日2万8000人が新規会員登録しており、合計で870万人に上る。日本のユーザー数も100万人以上増え、現在は約150万人。アクティブユーザーの割合は28%を占め、米国の38%に次いで2位となっている。

 NTT Comを採用した理由についてEvernoteのCEOを務めるフィル・リービン氏は、「高品質なインフラと社員の専門性の高さがあり、日米を結ぶ回線の選択肢の中では明らかにトップクラスの回線品質だったため」とコメントしている。グローバルIPネットワークサービスの日米回線の容量は450Gbpsに上る。

世界のユーザー数の推移アクティブユーザーの国別割合

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(増田 覚)

2011/4/20 18:44