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レコード会社31社、YouTube動画ダウンロード支援サイト「TUBEFIRE」を提訴


 一般社団法人日本レコード協会は23日、YouTubeからの動画ダウンロード支援サイト「TUBEFIRE」を運営する株式会社ミュージックゲートに対して、レコード会社など31社がサービスの停止と損害賠償約2億3000万円を求める訴訟を東京地方裁判所に提起したと発表した。

 提訴したのは、日本コロムビア株式会社、ビクターエンタテインメント株式会社、キングレコード株式会社など31社。

 日本レコード協会によると、ミュージックゲートはYouTubeにアップロードされている動画などをユーザーがダウンロードできるようにするサイト「TUBEFIRE」を2007年に開始。このサービスは、協会会員のレコード会社などが権利を有する動画などのファイルを、権利者の許諾を得ることなく複製して保存し、送信可能な状態として保存しており、公衆送信権(送信可能化権)および複製権の侵害にあたるとして、提訴に至ったとしている。

 また、訴訟提起にあたっては、ミュージックゲートが管理するサーバーにレコード会社が権利を有するアーティストの音源および動画約1万ファイルが無許諾で複製されていることを確認しており、これらのファイルが少なくとも調査期間中はダウンロード可能な状態であったものとして損害賠償額を算出したという。

 日本レコード協会が8日に公表した調査報告書によると、国内の13〜69歳人口の73.6%(6914万1000人)が動画サイト利用経験者で、そのうちの約半数にあたる36.0%(3382万8000人)が動画サイトからファイルをダウンロードした経験があると推計。ダウンロード方法としては「無料のソフトウェアをインストール」で6割弱〜7割弱、次いで「インターネット上の専用サイトにアクセスしてダウンロード」が4割弱〜4割台後半で多かった。

 報告書ではまた、ダウンロードしたファイルに占める「違法ダウンロードと想定されるファイル」の割合を5〜8割と見積もっており、ファイル数に換算すると年間12億ファイルになると推計している。


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(三柳 英樹)

2011/8/23 17:23