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米Google、レストランガイド「Zagat」を買収〜Googleマップなどに情報を統合


Zagatのサイト

 米Googleは8日、レストランガイド「Zagat」を発行する米Zagat Surveyを買収したと発表した。買収金額などの詳細は明らかになっていない。創業者のTim Zagat氏とNina Zagat氏は共同会長として同社に残り、コンテンツビジネスの品質向上に努めるとしている。

 Zagatは、レストランやショッピングなど13カテゴリー、100都市におけるガイドブックとして米国で高く評価されており、32年間にわたって発行されている。Zagatは、消費者に対するアンケートを詳細に解析することによって評価を付け、その品質は高く評価されている。現在では当初の書籍だけでなく、ウェブサイト、ウェブコミュニティ、モバイルアプリなどでも情報を提供している。

 Google公式ブログで買収を発表した米GoogleバイスプレジデントのMarissa Mayer氏は、「Zagatの調査は、ユーザー生成コンテンツの草分けともいえる」と説明。買収後はGoogle検索やGoogleマップに組み込んでいく計画を明らかにした。

 この買収は、Googleがコンテンツビジネスに参入することを明確にした。

 これまで、Google PlacesにGoogleレビューを優先的に表示していたため、同業他社のYelpやTripAdvisor等から何度も苦情を受けた結果、Googleはすべてのレビュー表示を削除、同列に配列する措置を取っていた。今回、Googleが独自のコンテンツを保有することになり、こうした同業他社との競合関係に注目が集まるのは必然だ。また、Googleが他のコンテンツビジネスにも参入するのか、Zagatの書籍部門ビジネスの今後についても注目が集まることになる。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/9/9 11:40