米Appleがプレゼントアプリ公開~世界各国・各社のキャンペーンに注目


 米Appleは26日、欧州とカナダで、楽曲やアプリなどをプレゼントするキャンペーンを開始した。英Amazonもセールを開始している。これらは日本からは直接利用できないが、突然、日本でも利用できるセールが開始される可能性もある。年末年始の休暇には円高メリットを生かし、海外セールをチェック・活用するのも一興かもしれない。

Appleのプレゼントアプリ「iTunes - 12 Days of Christmas」

 Appleでは、12日間限定のiOSアプリを公開。このアプリをダウンロードした利用者に対してのみ、毎日24時間限定のプレゼントを提供する。このキャンペーンはここ数年続いているものだ。プレゼント内容は日によって楽曲やミュージックビデオ、アプリ、電子書籍となっており、いずれも無料でダウンロードできるとしている。

 現時点で言語は英語、フランス語、ドイツ語など6カ国語。欧州やカナダのストアでのみ提供され、日本からは利用できない。なお、日本国内ではアップルオンラインストアやアップルストアで初売りが予告されている。

 英Amazonも書籍や電子書籍のセールを開始した。英国ではAppleとAmazonが電子書籍で熾烈な競争を展開しており、それを反映しているとも思える。

 それ以外でも、米国ではコンピューター技術書やDRMフリー電子書籍を販売しているApressがホリデースペシャルクーポンの暗号をTwitterで公開し、解読できた利用者に対しのみ割引するキャンペーンを行った。

 米OReillyも7週間にわたる値引きキャンペーンを展開中で、Pragmatic Bookstoreはサイバーマンデー1日限りだったが電子書籍が40%オフとなるキャンペーンを開催していた。

 海外のキャンペーンは日本では利用できないことが多いが、DRMフリーの電子書籍や、日本でも利用できるアプリであれば、破格の値段で入手できる可能性もある。事前にどのようなキャンペーンがありそうかを予測し、時差に合わせてチェックしておくと、円高差益を利用して、年末年始に割安な買い物を楽しむことができるかもしれない。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2011/12/27 11:46