オライリー・ジャパン、EPUBフォーマットで電子書籍専用タイトルを出版開始
株式会社オライリー・ジャパンは12日、EPUBフォーマットによる電子書籍専用タイトルの出版を開始すると発表した。同社の電子書籍販売サイト「O'Reilly Japan Ebook Store」で販売する。
まずは1月に「Flex 4.5によるAndroidアプリケーション開発」「スケーリングMongoDB」「マネージャーのための仮想化ガイド」の3タイトルを刊行する。いずれも分量が50~150ページのコンパクトな書籍だという。
以降、毎月数タイトルのペースで刊行していく予定で、続刊としては「HTML5 Canvasデスクトップリファレンス」「IPv6アプリケーション適応ガイド」「HTML5ジオロケーション」の3タイトルが予定されている。
オライリー・ジャパンでは、2008年12月にO'Reilly Japan Ebook Storeを開設。同社が発行する紙の書籍の半数にあたる180タイトルについて、DRMフリーのPDFフォーマットによる電子書籍として販売しているという。今回、これらのタイトルに加えて、EPUBフォーマットによる電子書籍専用のタイトルの販売を開始するかたちだ。
EPUBフォーマットでの出版は、株式会社トップスタジオと共同で手がける。トップスタジオの武藤健志氏らが開発を進めるオープンソースのドキュメント処理ツール「ReVIEW」を採用することで、書籍の執筆・翻訳から出版までを迅速・柔軟に進めることが可能になったとしている。
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(永沢 茂)
2012/1/12 15:25
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