Evernote for Android 4.0公開、ドコモ限定でビデオノート機能も

　Evernoteは16日、Androidアプリ「Evernote for Android」のバージョン4.0を公開したと発表した。Android 1.6以上に対応しており、Google Playから無料でダウンロードできる。外観を一新したほか、NTTドコモユーザー限定のビデオノートなどを追加した。

　まず、ホーム画面ではノート作成オプションと、ノートブックやタグ、場所に直接移動できるボタンが一体化した。右にスワイプまたは象のアイコンをタップすると戻れるなど、スピーディに移動できるのが特徴という。

新しくなったホーム画面

　ノートブックリストでは、自分で作成したノートブックと他の人から共有されたノートブックがまとめて表示されるようになり、探している情報がすぐに見つかるようになったとしている。

　また、状況に応じて変化する新しいアクションバーが、いくつかの画面の下部に追加された。バーは開いている画面に関連したオプションが表示される。例えばノート閲覧中は、アクションバーから編集・共有・タグの追加などの操作が行える。

　さらに、「最高のインターフェイスとは必要な時だけ表示される」という考えから、閲覧に集中するための改良も行った。具体的には、ノートを読んでいる際、スクロールし始めるとすべてのナビゲーションが消え、ノートが全画面で表示される。

閲覧に集中するための改良

　機能面ではこのほか、端末で「位置情報サービス」が有効になっていると、Evernoteで作成した各ノートに場所が割り当てられる。新しい場所の画面では、作成した場所にノートが表示される。アクションバーの地図アイコンをタップすると、ノートを地図上に表示できる。

場所情報

　NTTドコモのAndroidスマートフォンでEvernoteのプレミアム会員に登録しているユーザー限定の機能として、ビデオノートを作成できるようにした。利用するにはAndroid 2.3以降とカメラを内蔵したスマートフォンが必要となる。

　ビデオノートにはホームスクリーンのほか、ノートエディタ内のツールバーにあるビデオボタン、ウィジェット（ビデオオプション）からもアクセスできる。ビデオアイコンをクリックすると撮影画面が表示され、最長約8分のビデオを作成できる。

　ビデオノート機能はEvernoteのプレミアム会員にのみ提供される機能だが、新たにNTTドコモのAndroidスマートフォンのユーザーになると、1年間無償でプレミアム会員にアップグレードできる。

ビデオ撮影画面