「Twitterと利用規約を更新する」不自然な題名のメール、Twitter Japanが謝罪

翻訳途中のもので「フィッシングではありません」


 「Twitterと利用規約を更新する」というサブジェクトのメールが日本時間の31日午前、Twitterの登録ユーザー宛に届いた。その不自然な日本語から、フィッシングメールではないかと不審に思われても仕方のない状況だったが、これは、Twitterから正規に送信されたメールだという。

 日本法人のTwitter Japan株式会社が、「翻訳の途中段階のものが流れてしまいましたが、これはフィッシングではありません。ご迷惑をお掛けしましたこと、深くお詫び申し上げます。」と、公式Twitterカウント(@twj)で謝罪している。

問題のメール。不自然な日本語のサブジェクトや、Twitterの継続利用のために何か更新手続きを求められているともとれる内容から、フィッシングメールと怪しんだユーザーもいるのではないだろうか

 このメールは、Twitterで最近追加された機能や、5月12日付で改訂された「プライバシーポリシー」および5月17日付で改訂された「利用規約」を紹介する内容。例えばプライバシーポリシーでは、Twitterにより収集された情報がサービスのためにどのように使われるのかが、より詳しく説明されているという。これには、ユーザーの希望により収集する情報を制限できる方法として、「Do Not Track」に対応した件なども含まれる。一方、利用規約では、細かな変更やフォーマット改善が行われたとしている。

 その上で、「Twitterをご利用の際は、新しいプライバシーポリシーと利用規約をご確認ください。Twitterチームより」と結ばれ、それぞれのページにリンクされている。また、フッターにはTwitterのログインページへのリンクや、パスワードリセット方法なども掲載されていた。

 Twitter Japanによると、このメールは日本の全ユーザーを対象としたものだが、段階的に送信するため、届いていないユーザーもいるようだ。

 また、メールの意図はあくまでも、改訂されたプライバシーポリシーや利用規約、Do Not Trackを知ってもらうことだと説明。このメールを受信したユーザーに対して、何か新しい利用規約に同意するような更新手続きを案内するものではないとしている。

【記事更新 15:55】
 Twitter Japanは同日午後、翻訳を完了したメール本文の正しい内容を同社公式ブログに掲載した。なお、同社では今後、この内容のメールを送信することはないと説明しているため、もし今後、このような内容のメールを受け取った場合には再び注意が必要だ。本当のフィッシングメールの可能性も考えられる。


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(永沢 茂)

2012/5/31 13:50