「Thunderbird 13」正式版が公開、オンラインストレージ対応機能など追加


Thunderbird 13

 Mozillaは5日、メールソフト「Thunderbird」の最新版となるバージョン13の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトからダウンロードできる。既存ユーザーには、数日中に自動更新が適用される。

 Thunderbird 13では、巨大なファイルをメールに添付する際に、ファイルをオンラインストレージにアップロードしてメール本文ではダウンロードリンクを通知する「Filelink」機能を追加。オンラインストレージサービスは、現時点では「YouSendIt」のみに対応しているが、今後他のサービスも追加する予定としている。

 また、メールアカウントの設定画面から、直接新規のメールアドレスを取得できる機能を追加。ヨーロッパを拠点とする「Gandi」、北米を拠点とする「Hover」の2つのメールサービスと提携しており、こちらもさらに多くの選択肢を提供するため、今後他の企業とも協力を進めていくとしている。

 セキュリティ関連では、合計7件の脆弱性を修正。7件のうち4件は、脆弱性の重要度が4段階で最も高い“最高”に分類されている。

 なお、法人向け延長サポート版(ESR)のセキュリティアップデートは現在準備中となっており、今後Mozillaの公式ブログや法人向けニュースレターで案内するとしている。

大きな添付ファイルはオンラインストレージを利用する「Filelink」機能が追加新規メールアカウントの取得機能が追加

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(三柳 英樹)

2012/6/6 13:39