Adobe、「Flash Player」最新版で7件の脆弱性を修正
米Adobe Systemsは8日、Flash Playerに関する複数の脆弱性を修正したセキュリティアップデートを公開した。セキュリティアップデートでは、Flash Playerに関する計7件の脆弱性を修正しており、Adobeではユーザーに対してアップデートを推奨している。
脆弱性が悪用された場合には、コード実行を引き起こされる可能性などがある。Adobeでは脆弱性の危険度を4段階で最も高い“緊急”と判定している。
Adobeでは脆弱性を修正したFlash Playerとして、WindowsおよびMac向けのバージョン11.3.300.257、Linux向けのバージョン11.2.202.236、Android 4向けのバージョン11.1.115.9、Android 3/2向けのバージョン11.1.111.10をそれぞれ公開した。また、Adobe AIRも同様の脆弱性を修正したバージョン3.3.0.3610を公開した。
Windows向けのFlash Playerについては、Flashをサンドボックス内で動作させることでマルウェアからシステムを保護する「保護モード」が、Firefox上での動作にも対応。また、Mac版のFlash Playerでは、Windows版と同様に自動的にアップデートを適用するバックグラウンドアップデート機能に対応した。
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(三柳 英樹)
2012/6/11 12:18
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