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無料ネット大学の米Coursera、名門大学12校の講義を追加、Scala作者の講義も


 無料ネット大学の米Courseraは16日、同社が提供する無料講義に12の大学を追加したと発表した。従来提供していた米国の大学のほか、英国、フランス、カナダの大学が含まれていることが大きな特徴だ。

 Courseraは、集中が持続できるという10〜15分間の動画による大学講義を無料で提供し、クイズやユーザーコミュニティによって学習効果を高めている。世界レベルの学術水準の講義を手軽に無料で学べるサイトとして人気を博している。特にCourseraはコンピューターサイエンスなどの定番理工系科目以外にも、「経済学&ファイナンス」「健康と社会と医療倫理」「ビジネス&マネジメント」「教育」「人文社会科学」「医学」など人文系社会系科目が提供されていることも特徴だ。

 Courseraはこれまで、スタンフォード大学、プリンストン大学、ミシガン大学、ペンシルベニア大学の講義を提供していた。

 今回新たに追加されたのは以下の12大学の講義。

 ・California Institute of Technology
 ・Duke University
 ・Ecole Polytechnique Federale de Lausanne
 ・Georgia Institute of Technology
 ・Johns Hopkins University
 ・Princeton University
 ・Rice University
 ・Stanford University
 ・University of California, San Francisco
 ・University of Edinburgh
 ・University of Illinois at Urbana-Champaign
 ・University of Michigan
 ・University of Pennsylvania
 ・University of Toronto
 ・University of Virginia
 ・University of Washington

 特にフランスの名門エコールポリテクニクローザンヌ校(Ecole Polytechnique Federale de Lausanne)、英国の名門エジンバラ大学(University of Edinburgh)、カナダの名門トロント大学(University of Toronto)が追加されたことが目新しい。

 エコールポリテクニクから提供が開始された、プログラミング言語「Scala」の作者Martin Odelsky氏による講義「Functional Programming Principles in Scala」は、作者自らによる講義として注目が集まっている。

 最近は、インターネットで講義内容の動画を流すにとどまらず、動画に加えて、質問の受付やユーザーコミュニティ、サポート、試験を提供するなど、より本物の大学に似た教育内容を提供する教育ベンチャーのサービス開始が相次いでいる。Courseraのほか、同じくスタンフォード大学教授が設立した「Udacity」、MITとHarvard大学自らが提供するネット大学「edX」などに注目が集まっている。


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(青木 大我 taiga@scientist.com)

2012/7/18 12:09