Baidu IMEにアスキーアート辞書機能、「やる夫」「ブーン」など500個


 バイドゥ株式会社は28日、日本語入力システム「Baidu IME」にアスキーアート(AA)辞書機能を追加した。同社のサイトから最新のプログラムをダウンロードすれば無料で利用できる。対応OSはWindows 7/Vista/XP。

 現時点では事前に登録された500個のAAが利用可能。2ちゃんねるでおなじみの「やる夫」や「やらない夫」といったキャラクターを用いたAA、Twitterでも使えるAA、「キター」や「ブーン」などの言葉を使ったAAなどがあり、今後も随時追加していく。

現時点では500個のAAが利用できる

 利用方法としては、「あすきーあーと」や「やるお」などと入力し、変換候補からAA辞書を選択することで、専用辞書が起動する。AAは「MS P ゴシック」の12ポイントで表示することを想定している。

このほか、ユーザーがAAをオンライン登録する機能も搭載。登録した内容はBaidu IME運用チームが目視確認した上で、2~3日をめどに全ユーザーに共有される。なお、登録したユーザーはローカルディスクに保存されるため、登録直後からAAを利用できる。

Twitterで使うことを想定したAAも80個用意している

 Baidu IMEはこれまで、「キモい顔文字キャンペーン」と称して顔文字辞書を追加したり、7月には夏の新番組アニメ用語を全部そろえたという「2012年夏アニメ辞書」を公開するなど独自の取り組みを展開している。

 バイドゥによれば、今回発表したAA辞書は日本発の機能。今後もBaidu IMEが幅広い層のユーザーに利用されることを目標に掲げ、ユーザーの要望を取り入れていきたいと話している。


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(増田 覚)

2012/8/28 11:00