アジェンダ、ワイヤレスでiPadから直接印刷できる「宛名職人2013 for iPad」


 株式会社アジェンダは9月26日、キヤノン製無線LANプリンター専用のiPad向け宛名印刷アプリ「宛名職人2013 for iPad」を発表した。年賀はがき発売日となる11月1日に、App Storeで販売する。価格は2000円だが、12月7日まではキャンペーン特価1000円となる。

 「宛名職人2013 for iPad」は、はがきの表書きを、iPadからWiFiを使って同じLAN上にあるキヤノン製プリンターで直接はがき印刷できるアプリ。OSはiOS 5以降、機種はiPad 2および第3世代iPadに対応する。iPad標準アプリの「連絡先」のデータをそのまま使用するため、「連絡先」に入力した住所などを別途入力する必要がない点が特長だ。「宛名職人2013 for iPad」で変更した住所や家族の連名などは、iPad標準の「連絡先」にそのまま反映されるので、データの二重管理をする必要がない。

 他社製ソフトからの移行は、Windows環境では筆まめ、筆王の住所データはOutlookまたはアドレス帳経由でiTuneで同期する。筆ぐるめ、楽々はがきのデータはCSVファイルへの書き出しを行った後にアドレス帳を経由してiTunesへ読み込む必要がある。Macでは、Mac OS X標準搭載のアドレスブックに宛先を登録し、iTunesで同期する。

 アジェンダではMac用年賀状ソフト「宛名職人」を手がけてきた経験から、宛名は横書きだけでなく縦書きもサポート。テンプレートは年賀はがき、いろどり年賀、キャラクター年賀、年賀絵入り(全国版)、年賀絵入り(地方版)、通常はがき、暑中見舞を収録する。

 フォントは、標準フォントとして「AR楷書体M」、「ヒラギノ角ゴ ProN」の2書体を収録。オプションとして、「AR丸ゴシック体M」「AR行楷書体H」「AR行楷書体L」「AR祥南真筆行書体」を各250円で販売する。

宛先はiPadの標準アプリ「連絡先」から読み込み、ここで編集すると自動的に「連絡先」に反映されるレイアウト選択画面。縦書きも選べる印刷確認画面印刷設定画面
年賀はがきいろどり年賀通常はがき暑中見舞い

 「宛名職人2013 for iPad」は表書きをプリントするアプリだが、アジェンダでは、キヤノンプリンタ専用に無料の裏面印刷用アプリ「デザイン職人 for 宛名職人」を別途提供。こちらも11月1日より、App Storeで無料ダウンロードできる。

 「デザイン職人 for 宛名職人」は、はがきデザイン24種類を収録。年賀状11種のほか、寒中見舞い3種、暑中・残暑見舞3種、クリスマス2種、引越し2種、誕生日1種、結婚1種、喪中欠礼状1種を用意する。「デザイン職人 for 宛名職人」は、裏面にプリントする差出人部分を指定すると、完成したデザインに差出人をプリントできる。

「デザイン職人 for 宛名職人」印刷確認画面印刷設定画面年賀状はがきデザインは11種喪中欠礼状デザイン

 表書きを印刷する「宛名職人2013 for iPad」および裏面を印刷する「デザイン職人 for 宛名職人」はキヤノン製のプリンター専用。印刷時はWi-Fiを介して印刷するため、対応機種は2009年秋モデル移行のネットワーク対応機種のインクジェットプリンターとなる。対応機種は、PIXUS MG8230、MG8130、MG6230、MG6130、MG5330、MG5230、MG4130、MG3130、MP990、MP640、MP560、MX893、MX883、MX870、MX513、MX420、MX350。


【お詫びと訂正】
記事初出時、AirPrintを使ってとの記述がありましたが、AirPrintは使用していないため、記事を一部修正いたしました。お詫びして訂正いたします。



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(工藤 ひろえ)

2012/9/26 14:30