警察庁、「遠隔操作ウイルスの被害に遭わないために」と注意喚起


 警察庁は12日、「遠隔操作ウイルスの被害に遭わないために!」と題したメッセージをサイト上に掲載した。国民に対する注意喚起となっており、内容は以下の通り。

・パソコンのOSを含むプログラムを最新の状態にアップグレードしましょう。
・あやしいサイトにアクセスしないようにしましょう。
・信頼のおけないプログラムをダウンロードしないようにしましょう。
・ウイルス対策ソフトを必ず導入し、最新の状態にアップデートしましょう。
・ファイアウォールの設定をしましょう。

 「遠隔操作ウイルス」とは、感染したPCをインターネット経由で操作可能にする、バックドア型不正プログラムのこと。無差別殺人などの犯行予告がネットに書き込まれた事件において、警察の捜査段階では同ウイルスの仕業であることが突き止められず、感染PCの所有者が身に覚えのない罪で逮捕されてしまった事例が複数あったとされている。後になってウイルスの存在が判明、第三者によるなりすましだった可能性が出てきたために釈放されていたことが報じられ、大きな注目を集める結果となった。

警察庁のサイトに掲載されている注意喚起メッセージ

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(増田 覚)

2012/10/12 16:52