NFC活用の新たな交通広告、サイバーエージェントなど4社が東急線で実証実験

　株式会社サイバーエージェント、東京急行電鉄株式会社、株式会社東急エージェンシー、凸版印刷株式会社の4社は16日、NFC技術を活用し、交通広告や屋外広告とスマートフォンを組み合わせた新たな広告手法「スマートOOH広告」を開発し、実証実験を開始した。

　実証実験の第1弾として、サントリー食品インターナショナル株式会社の新商品「ペプシ スペシャル」のプロモーションを、11月16日から12月1日まで東急東横線と東急田園都市線で展開する。東急線車内に掲載するつり革広告とドアステッカー広告をNFC搭載スマートフォンでタッチすると、自動的にキャンペーンページにリンクし、その場でプレゼントが当たるゲームに参加できる。

　凸版印刷がNFCを活用した技術提供、東急電鉄と東急エージェンシーがNFCタグを搭載できる交通広告枠の調整、サイバーエージェントがNFC搭載スマートフォンを活用したプロモーション企画とマーケティング企画をそれぞれ担当。今回の広告手法により、バーコードリーダーの読み取りやアプリの起動・ダウンロードが不要なため、オフラインの場からオンラインへの誘導が容易になり、広告とウェブとの連動を簡単に実現できる環境が整備できるとしている。