ニュース

Google ChromeとFirefoxで、WebRTCを使ったビデオチャットが実現

 GoogleとFirefoxは4日、WebRTCを利用してGoogle ChromeとFirefoxの間でビデオチャットに成功したと発表した。

 WebRTCは、ブラウザーからウェブカメラやマイクを使うためのAPIや、ストリーミング用のAPI、コーデックなど、ウェブブラウザー上での双方向リアルタイムコミュニケーションを実現するためのAPIなどをまとめた規格。アドオンなどを使用せずに、JavaScriptとHTML5によりビデオチャットなどのアプリケーションが構築できるようになる。

 Google ChromeではWebRTCへの対応が進められており、今回、FirefoxでもWebRTCの実装が進んだことで、Google ChromeとFirefoxの間でWebRTCを使ったビデオチャットが可能になったとして、GoogleとMozillaがそれぞれ対応をブログで発表。異なるブラウザー間での相互運用性にとって大きな一歩となったとしている。

 GoogleとMozillaの開発者間で行われたビデオチャットの模様も動画で公開されており、ビデオチャットのデモサイトは一般ユーザーも試すことができる。Google Chromeの場合はバージョン25のベータ版、Firefoxの場合はナイトリービルドをインストールしてWebRTCを有効にするよう設定する必要がある。

GoogleとMozillaの間で行われたチャットの模様もブログで公開されている

(三柳 英樹)