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ウエスタンデジタル、ハイエンドNASやDC向けの高信頼性HDD「WD Se」シリーズ

「WD Se」シリーズ

 ウエスタンデジタルジャパン株式会社は29日、データセンターや中・小規模NASでの使用を想定した高信頼性ハードディスク「WD Se」シリーズを発表した。容量2/3/4TBの3モデルがラインナップされており、国内の正規代理店6社(加賀電子株式会社、株式会社たけびし、都築電気株式会社、テックウインド株式会社、ミカサ商事株式会社、CFD販売株式会社)を通じて販売する。

 WD Seシリーズは、堅牢性と耐久性の高さを特徴としたハードディスク。同社では、小規模NAS向けの「WD Red」や、データセンター向け製品でもよりハイエンドな「WD Xe」「WD Re」シリーズを販売しているが、WD Seはこの間を補完する製品と位置付けられている。具体的には、6ベイ以上のデスクトップ型NASから、24ベイ内蔵のラックマウント型NASまでに最適という。

 ハードウェア面では、動作処理プロセッサーを2個内蔵。駆動時の振動や、読み取りヘッド位置などを調整するための各種機能を備える。また、外部からの衝撃を自動的に検知する「多軸衝撃センサー」も内蔵している。

 製品ラインナップは、容量2TBの「WD2000F9YZ」、3TBの「WD3000F9YZ」、4TBの「WD4000F9YZ」)の3種類。その他の主要スペックはほぼ共通で、接続インターフェイスはSATA(6Gbps)、回転速度は7200RPM、キャッシュ容量は64MB、MTBF(平均故障間隔)が80万時間。製品保証は5年間。

(森田 秀一)