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東急ハンズ、ITソリューション事業の子会社「ハンズラボ」設立

「ハンズラボ株式会社」のロゴ(同社公式ブログより画像転載)

 株式会社東急ハンズは30日、ITソリューション事業の子会社「ハンズラボ株式会社」を設立したと発表した。東急ハンズの基幹システムの内製化で蓄えてきたノウハウをベースに、システム受託業務を行うほか、クラウドコンピューティングを利用したサービスを外部企業や個人に提供するという。

 ハンズラボの設立は4月1日付。資本金は5000万円で、東急ハンズが100%出資する。事業内容としては、コンピューター/ソフトウェア/システムの研究開発、システム開発・導入・運用、企業に対する経営・業務のコンサルティングなどを掲げている。すでに、ITコンサルティングプロジェクトやドラッグストアのシステム開発プロジェクトなどを開始しているという。

 ハンズラボ代表取締役社長の長谷川秀樹氏(東急ハンズ執行役員ITコマース部長)は同社公式ブログで、東急ハンズがシステム会社を設立した意外性に対して「結構自然な流れ」だとコメント。同氏が東急ハンズの情報システム責任者に就任して以降、従業員が自らシステム開発・手法改善を重ねながら「圧倒的開発生産性」を実現してきた経験から、社外からのニーズもあるはずだとして数年前から社内エンジニアを育成・増員してきたのだという。

(永沢 茂)