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米Google、「Chrome Frame for IE」開発終了

〜「最先端モダンブラウザが主流に」

 米Googleは13日、「Chrome Frame for IE」の開発を終了すると発表した。Chrome Frameは2014年1月が最後のアップグレードとなり、それ以降Googleがサポートすることはない。

 Chrome FrameはInternet Explorerプラグインだ。Internet Explorerを使用していても、最新のChromeエンジンを利用してモダンなHTMLやJavaScriptアプリケーションを利用できる機能を提供してきた。

 Chrome Frameは2009年9月にアーリーバージョン版として発表され、2010年9月に安定版が公開された。この時期にはInternet Explorerがまだメジャーな時代で、特に企業ではInternet Explorer向けに最適化されたアプリケーションやActiveXを使用しているといった理由のために、Chromeを利用できない場合があった。Googleは、そうした状況でもGoogleの最新ウェブアプリケーションを使用できるようにするため、提供を開始した経緯がある。

 今この時期に開発を中止する理由について、「今日では、ほとんどの人が最新のウェブ技術の大半をサポートするモダンブラウザーを使用している。さらに良いこととして、レガシーブラウザの使用量は大幅に減少しており、新しいブラウザーは自動的にアップデートされている。これは最先端が主流になったことを意味する」とGoogle ChromeエンジニアのRobert Shield氏は説明している。

 GoogleではChrome Frameを利用している開発者向けにFAQを公開し、移行方法について説明。Chrome Frame利用中止後の対策として、当然ではあるが、GoogleではChromeへの移行を推奨している。特に企業向けには「Chrome for Business」をレガシィブラウザーサポート付きで使用することを勧めている。

 なお、Chrome Frameはオープンソースプロジェクトであるため、Chromiumプロジェクトの一部としてソースコードが公開されている。このため、Google開発中止後に、第三者が開発を継続することももちろん可能だ。

(青木 大我 taiga@scientist.com)