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米Microsoft、Windows 8.1 RTM版のOEM企業公開は8月と発表
ホリデーシーズンには一般公開へ

 米Microsoftは8日、米国テキサス州ヒューストンで開催されているMicrosoftのWorldwide Partner Conference(WPC)において、Windows 8.1RTM版(Release To Manufacturing)のOEMパートナーへの提供が8月下旬になると発表した。

 発表を行った米MicrosoftのWindows担当チーフマーケティングオフィサー(CMO)兼チーフファイナンシャルオフィサー(CFO)であるTami Reller氏は、「Windows 8.1 RTMは8月下旬にOEMパートナーが利用できるようになる。これはOEM各社がRTMの実物を手に入れて、ホリデーシーズンに間に合わせられるようにWindows 8.1搭載デバイスの準備を開始できることを意味する」とコメントした。

 エンドユーザーへの提供時期については明確に言及しなかったが、過去の例から類推できそうだ。前回のWindows 8は2012年8月にRTM版が公開されたので、今回のWindows 8.1の8月下旬公開とよく似たスケジュールだ。Windows 8は、ホリデーシーズンに間に合うよう2012年10月26日に発売されている。

 Reller氏の後にステージに登場したWindowsユーザーエクスペリエンスチームのプログラムマネジメントディレクターであるJensen Harris氏は、Windows 8.1の新機能についてデモを行った。デモの多くは既にプレビュー版のデモで知られている内容だが、今回初めて「Miracast」のデモが行われた。Miracastは無線LANで機器を1対1でつなぐ技術で、画面のミラーリングなどが行える。具体的には、HD画質動画とオーディオをWi-Fi経由でテレビに表示することが可能で、デモではSurface ProのOneNoteアプリを使ってテレビをホワイトボードのように利用できたという。

(青木 大我 taiga@scientist.com)