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位置情報共有サービス「Google Latitude」、8月9日で提供終了

 米Googleは、スマートフォンの位置情報を家族や友人らと共有できる「Google Maps」のサービス「Google Latitude」の提供を8月9日で終了すると発表した。同様の機能は今後、ソーシャルサービス「Google+」で提供していく。

 Google Latitudeは、Android向けには地図アプリ「Google Maps」に搭載されていたが、7月10日に提供を開始した最新バージョンのアプリでは非搭載となった。また、旧バージョンのGoogle Mapsアプリにおいても、8月9日までに機能を停止する。iPhone向けには単体アプリ「Latitude」として提供しているが、こちらもApp Storeから削除するという。このほか、Google Mapsのウェブサイト上、ウィジェット、APIで提供しているGoogle Latitudeの機能も終了する。

 友人らと位置情報を共有できる機能は、「Google+」アプリのAndroid版にすでに実装されており、メニューの「場所」から共有する相手やサークルを設定できる。このほか、具体的なビルや店舗などの場所を訪れたことを示す「チェックイン」機能も、Google Mapsでの提供を終了し、Google+で提供していく。iOS版のGoogle+アプリでも近日中にこれらの機能を実装するとしており、位置情報共有機能は今後、Google+で提供していくかたちになる。

 なお、Google Latitudeに登録した友人のリストは削除される。一方、位置情報履歴を有効にしている場合は、引き続き履歴が記録され、「ロケーション履歴」のダッシュボードから閲覧・管理が可能。

(永沢 茂)