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30代・40代女性のテレビ視聴、有料VODの利用者は4.6%

 株式会社ニッセンは9日、30代・40代の女性を対象に実施した「テレビ視聴に関する意識調査」の結果を発表した。

 調査は、ニッセンが運営するプレゼント・懸賞サイト「nissen もらえるネット」で8月16日~23日に実施したもの。同サイトのメインユーザーである30代・40代の女性1271人の回答を集計している。

 これによると、有料コンテンツの利用状況(NHK受信料を除く)は、BSが25.9%、CSが29.4%、VOD(オンデマンド配信)が4.6%、「利用したことがない」が55.5%。ニッセンでは、BS/CSの利用率に対してVODの利用がわずかなことから、VODの普及にはまだ時間がかかるかもしれないと指摘している。

 ただし、有料コンテンツを利用したことがない人のうち、「VODを知らなかった」人は7.4%となっており、サービス自体は認知されているという。他の回答としては「特に興味はない」が42.9%を占め、「わからない」も15.5%あるが、「利用料金が安ければ利用してみたい」が22.9%、「見たい番組があれば利用してみたい」が11.3%あった。今後、サービス各社が料金やコンテンツの競争で普及していくことが期待されるとしている。

 なお、テレビの視聴スタイルとして「テレビに集中する」人は9.9%にとどまり、大多数が「ながら見」をしているという。テレビを見ながらしていることで多かったのは「食事」の64.4%、「家事」の58.7%で、約6割が家事をしながら見ていた。また、PCでのインターネットも34.7%、携帯・スマートフォンが28.5%あり、テレビを見ながらインターネットをしている女性も少なくなかった。

(永沢 茂)