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ソニー「Reader Store」リニューアル、読者が“店長”になって書店を運営

 ソニーは24日、電子書籍ストア「Reader Store」を全面刷新した。ユーザーが本のレビューを書き込んだり、別のユーザーがそのレビューを参考に本を購入することができるなど、ユーザー間のコミュニケーション機能を充実させ、読者参加型ストアにリニューアルした。

電子書籍ストア Reader Store マイページ

 ユーザーは、実際の書店がPOPや書評を付けるように、読んだ本やお勧めの本にレビューを付けて、Reader Store内に開設されたマイページ(本棚)上に陳列できる。レビューはSNS(Facebook、Twitter)でも共有できる。

 レビューを投稿したユーザーは、レビュー評価の多寡やレビューによる他のユーザーの購入頻度などによって、Reader Storeの注目のレビュワーとして紹介される。さらに、レビューを付けたユーザーは、他のユーザーがそのレビューを介して本を購入した場合、本の販売価格の5%のソニーポイントを対価として得ることができる。こうした新サービスの導入により、ユーザー自身が「店主」になって「本屋」を運営しているような、新しい電子書籍体験を実現したとしている。

 また、ユーザーは気になる「店主」をフォローして、その「本屋さん」が発信する情報を自分のタイムラインに表示させることで、自身の趣味、趣向にあった本の情報をリアルタイムで入手できる。

電子書籍ストア Reader Store マイページ内のタイムライン

 ストアについても、実際の総合書店の売り場作りを参考に、トップページとジャンルごとの売り場数をこれまでの4から21に増やした。文学・小説やミステリー・推理・サスペンス、歴史・時代小説など、ジャンルごとに売り場を設け、平積みコーナーには、1ジャンルあたり人気の本を約50冊並べ、平積みコーナーだけでも最大で1000冊を超える売り場を実現した。

電子書籍ストア Reader Store トップページ

(三柳 英樹)