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「Firefox 25」正式版公開、Android版にはゲストブラウジング機能が追加

 Mozillaは29日、ウェブブラウザー「Firefox」の最新版となるバージョン25の正式版を公開した。Windows版、Mac版、Linux版がMozillaのサイトから無料でダウンロードできる。

 Firefox 25では、音声の加工や合成処理を可能にするJavaScriptライブラリ「Web Audio API」をサポート。Mozillaでは、Web Audio APIはウェブで高度なゲームを実行するために必要な最後の要素を提供するもので、ウェブではこれまでになかったような臨場感のあるオーディオ体験を作り出すことができるとしている。

 また、検索バーがタブ間で共有されないようになり、タブごとに独立して検索キーワードが保持されるようになった。このほか、前回起動時から1カ月以上間が空いている場合には、他のブラウザーから履歴や設定を読み込むかを尋ねるように変更。リセット時には、セッション情報が保持されるようになった。

 Android版のFirefoxについても、最新版のバージョン25を正式版として公開した。Google Playから無料でダウンロードできる。

 Android版Firefox 25では、「ゲストブラウジング」機能を追加。メニューから「新しいゲストセッション」を選ぶとFirefoxが初期状態で再起動され、保存されたパスワードやブックマークなどにはアクセスできない状態となるため、友人などに端末を貸す際に利用できるとしている。また、ゲストブラウジングを終了すると、その間の閲覧データも削除される。

 セキュリティ面では、計10件の脆弱性を修正。脆弱性の重要度は、4段階で最も高い“最高”が5件、2番目に高い“高”が3件、3番目に高い“中”が2件となっている。

メニューの「ツール」から「新しいゲストセッション」を選択
Firefoxがゲストモードで再起動する

(三柳 英樹)