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PS4のニコ生配信対応アップデートは4月30日実施、動画編集機能も追加

 ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジア(SCEJA)は、据置型ゲーム機「PlayStation 4(PS4)」用システムソフトウェアの最新バージョン「1.70」を、4月30日に公開すると発表した。「ニコニコ生放送」でのゲームプレイ動画配信を新たにサポートする。

「PlayStation 4(PS4)」用システムソフトウェアを「1.70」にアップデートすることで、ニコニコ生放送でのゲームプレイ動画配信が可能になる

 PS4は2月22日の国内発売当初より、ゲームプレイ動画を「Ustream」および「Twitch」でブロードキャスト(ライブ配信)することが可能だった。「ニコニコ生放送」への対応は「2014年春」をめどに実施すると予告されていた。

 PS4でニコニコ動画向けブロードキャストを行うには、「ニコニコアカウント」とプレミアム会員への登録(月額540円 税込)が必要。ただし、最初の配信から1カ月間はプレミアム会員以外でも無料で配信が可能。

 ニコニコ生放送向けに配信された動画は、「Live from PlayStation」から視聴でき、コメントの字幕風表示にも対応する。また、iOS/Android向けアプリ「PlayStation App」も同時アップデートされ、ニコニコ生放送でのブロードキャストを視聴できるようになる。

 システムソフトウェア「1.70」の適用に伴って、その他機能の強化も行われる。UstreamとTwitchのブロードキャストでは、画質設定で「最高(HD)」を選択できるようになる。また、ブロードキャストで使うサービスに応じた保存(アーカイブ)機能が提供される。

 動画編集アプリ「SHAREfactory」も新たにダウンロード提供される。PS4本体に保存したビデオクリップに対して、字幕を付けたり、背景を変更するなどの編集が可能になる。編集した動画をSNSに投稿することもできるという。

 このほか、HDMI経由でのビデオキャプチャーのためにHDCP信号をオフにする機能、オンラインストア「PS Store」におけるプレオーダーのサポート、「PS Vita TV」を使ってのリモートプレイ機能なども「1.70」で追加される。

 なお、SCEJAでは4月25日より、新機能紹介動画をYouTube上で公開している。

ブロードキャスト機能の設定画面
動画編集アプリ「SHAREfactory」が提供される

(森田 秀一)