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「KINGSOFT Internet Security 2015」公開、広告なしの無料版も投入

 キングソフト株式会社は16日、セキュリティソフトの新バージョン「KINGSOFT Internet Security 2015」を提供開始した。Windows 8.1/8/7/Vistaに対応しており、同社サイトよりダウンロードできる。

 有料版は、「1年版」が1000円(税込)、「無期限版」が2000円(税込)。無料版は、広告がポップアップ表示される「広告付完全無料版」に加えて、今回、「広告なし完全無料版」もラインナップに追加した。

 ウイルス対策機能は、2種類のスキャンエンジンを搭載したダブルエンジン仕様を前バージョンから継承。また、フィッシング対策協議会と提携し、月間1000件程度の国内外のフィッシング詐欺サイトの判定が行えるようにした。

 このほか、従来は「SystemDefender」として別アプリケーションで提供していた最適化ツールを「ワンクリック最適化機能」として統合。ワンクリックでPC内の不要ファイルを検出し、一覧から不要なファイルを選択して簡単に削除できるようにした。

 さらに、「スケジュールスキャン」機能とファイル削除機能「ファイルクラッシャー」が復活した。これらは2011年バージョンまで搭載されていが、その後、非搭載となっていたものだという。

KINGSOFT Internet Security 2015
ワンクリック最適化機能
スケジュールスキャン
ファイルクラッシャー

 なお、新たに提供開始した「広告なし完全無料版」は、Internet Explorerのホームページ設定をキングソフトが独自提供するポータルページ「StartHome」に設定する代わりに、KINGSOFT Internet Securityのポップアップ広告を非表示にするバージョンだ。インストール時にStartHomeをホームページに設置することで広告が非表示となるが、その後、StartHomeのホームページ設定を解除すると従来から提供しているような広告付きでの動作となる。

(永沢 茂)