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お風呂中にも読めて高精細画面の電子書籍端末「Kobo Aura H2O」日本でも発売

IP67規格の防水・防塵仕様で265dpiの解像度

 楽天株式会社の電子書籍事業子会社であるカナダのRakuten Koboは2日、電子ペーパーディスプレイ採用の電子書籍端末の新製品「Kobo Aura H2O」を日本市場でも発売すると発表した。

Kobo Aura H2O

 Kobo Aura H2Oは、解像度が265dpi(1430×1080)の6.8インチ高精細電子ペーパーディスプレイ「Carta E Ink HDタッチスクリーン」を採用するとともに、前モデルと比較して薄型・軽量化を実現した製品。

 また、「ビーチや浴室などでも気兼ねなく読書を楽しみたいと思っているユーザー向けに開発された」としており、保護等級IP67の防水・防塵仕様である点も特徴だ。ポートカバーを閉じた状態で、水深1mの環境下で最大30分の使用が可能だという。

 Rakuten Koboは同製品を8月末に発表し、10月1日に北米と欧州で発売したが、「日本においても、より幅広いシーンで電子書籍を楽しんでいただきたい」との考えから、日本でも販売することを決定した。発売日や価格などの詳細は、決定次第告知するとしている。なお、海外での価格は北米で179.99ドル、英国で139.99ポンド、EUで179.99ユーロ。

 本体サイズは129×179×9.7mm、重さは233g。ストレージは4GBを内蔵しているが、microSDカードスロット(最大32GB)で拡張可能。外部インターフェイスは、IEEE 802.11b/g/nの無線LANとMicro USB。対応フォーマットは、電子書籍がEPUB/EPUB3/PDF/MOBI、電子コミックがCBZ/CBR、画像がJPEG/GIF/PNG/BMP/TIFF、テキストがTXT/HTML/XHTML/RTF。プロセッサはFreescale i.MX507(1GHz)を搭載しており、バッテリー駆動時間は1日30分の使用で最大2カ月。

(永沢 茂)