朝日新聞と首都大学東京、「東京五輪アーカイブ 1964-2020」公開

　朝日新聞社は8日、首都大学東京渡邉英徳研究所との共同研究として、1964年の東京オリンピック当時の写真などを閲覧できる報道写真アーカイブ「東京五輪アーカイブ 1964-2220」を公開した。

　1964年当時に朝日新聞社が撮影した5000枚超の中から厳選した写真を、Google Earthの3次元地形や建物モデルに重ねて表示。「東日本大震災アーカイブ」など、渡邉研究室が制作した「多元的デジタルアーカイブ・シリーズ」の技術を応用し、当時の新聞記事や東京都公文書館の資料なども表示する。

　プロジェクトでは、ユーザー参加型のアーカイブを志向しており、たとえば高校生や大学生の有志を募り、当時の代表選手や関係者へのインタビュー取材を依頼し出稿してもらうなど、世代を超えた記憶の継承に取り組むと説明。2020年の東京オリンピックにまつわる最新情報など、今後6年の歳月をかけてアーカイブは進化していくとしている。