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Google、著作権侵害対策として侵害サイトの検索ランクを下げる措置などを実施

 米Googleは17日、著作権侵害が報告されたサイトの検索ランクを下げるなど、著作権侵害コンテンツへの対策を強化すると発表した。

 Googleでは、デジタルミレニアム著作権法(DMCA)に基づく著作権侵害の通知が多数寄せられたサイトについては、検索ランクを下げることを2012年8月に発表している。今回行うアルゴリズムのアップデートでは、著作権侵害で悪名の高いサイトに対して、影響を与えることが期待できる方法で、検索ランクを下げる仕組みの改善を行うという。アップデートは、今週からグローバルに展開される。

 検索キーワードのオートコンプリート機能についても、著作権侵害サイトへの誘導につながるようなキーワードを削除する措置を実施する。

 また、映画のタイトルに「download」「free」「watch」といった単語を加えた検索に対して、検索結果ページの上部に正規コンテンツの広告が表示される新しい広告フォーマットを提供。検索結果ページ右側に表示される検索ワードの関連情報「ナレッジグラフ」にも、正規コンテンツの広告を表示するテストを行っている。この施策は米国のみで実施しているが、今後世界に拡大していく予定としている。

検索結果の上部に正規コンテンツの広告を表示
ナレッジグラフにも正規コンテンツの広告を表示

(三柳 英樹)