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Y!mobile、1契約でSIMカード3枚を追加できる「シェアプラン」

12月4日開始、スマホやタブレットは単体販売も

 ワイモバイル(Y!mobile)は、ひとつの契約でSIMカードを最大3枚追加でき、データ通信容量を親回線と分け合える「シェアプラン」を12月4日に開始する。

「スマホプランL」と「シェアプラン」の組み合わせたイメージ

 「シェアプラン」の基本使用料は月額980円(税抜、以下同)。親回線が「スマホプランM」の場合は490円が割り引かれ月額490円に、親回線が「スマホプランL」の場合は980円が割り引かれ、シェアプランの基本使用料は無料になる。

スマホプランSスマホプランMスマホプランL
スマホ基本使用料(親回線)
(スマホプラン割引適用)
2,980円3,980円5,980円
高速データ通信容量1GB/月3GB/月7GB/月
シェアプラン基本使用料
(最大3回線まで)
980円980円980円
シェアプランセット割-490円-980円
合計3,960円4,470円5,980円

 利用にあたっては、親回線として「スマホプランS/M/L」のいずれかの契約が必要。最大3枚のSIMカードを追加できることで、合計4回線で、親回線の月間のデータ通信容量を分け合うことが可能になる。1人で複数の端末を利用するユーザーや、家族でデータ通信容量を分けあいたい場合に便利としている。

 「シェアプラン」で提供されるSIMカードはデータ通信専用で、回線交換による音声通話は利用できない。

 追加されるSIMカードが対応する通信方式と周波数帯は、AXGP(2.5GHz)、LTE(2.1GHz、1.7GHz、900MHz)、3G(2.1GHz、900MHz)となっている。

 「シェアプラン」の契約には契約事務手数料として3000円が必要。SIMカードの発行手数料は無料。SIMカードのサイズは、標準、microSIMカード、nanoSIMカードの3種類から選択できる。SIMカード発行後にサイズを変更する場合は変更手数料として3000円が必要になる。

 すでにスマートフォンで「スマホプランS/M/L」を契約しているユーザーも、Y!mobileのショップにて「シェアプラン」を申し込める。ただし、「AQUOS PHONE ef WX05SH」「AQUOS PHONE es WX04SH」「DIGNO DUAL WX04K」の3機種(旧イー・モバイルの回線を搭載していない端末)では、「シェアプラン」を申し込めない。

 追加したSIMカードを装着する端末は、基本的にユーザーが用意することになるが、ワイモバイルは、シェアプランの提供に合わせてスマートフォンやタブレットの単体での販売にも対応する。12月4日には8インチのタブレット「MediaPad M1 8.0 403HW」が発売されるほか、12月上旬発売の「Nexus 6」についても、端末単体での販売を実施する。2015年春には車載用のモバイルWi-Fiルーターもラインナップされる予定。「シェアプラン」を利用してSIMカードを用意すれば、親回線の容量を分け合う形で、これらを簡単に利用できるようになる。

(太田 亮三)