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講談社、「手塚治虫文庫全集」全200巻を電子書籍化

 株式会社講談社は29日、「手塚治虫文庫全集」を電子化し、同日より順次配信を開始すると発表した。毎月20冊ずつ配信開始し、10カ月かけて全200巻を電子化する。

 第1回配信タイトルは、「ブラック・ジャック」全12巻、「リボンの騎士」全2巻、「どろろ」全2巻、「ロストワールド メトロポリス」全1巻、「来るべき世界 ファウスト」全1巻、「アトムキャット」全1巻、「アトム今昔物語」全1巻、「新宝島」全1巻。

 「手塚治虫文庫全集」は、1977年から20年間にわたって刊行していた「手塚治虫漫画全集」全400巻をリニューアルし、文庫サイズで全200巻に再編集したもの。漫画全集の完結後に刊行された作品なども、文庫全集に収録している。

 今回、手塚プロダクションの全面協力により、その8万ページに及ぶ電子版の配信をスタート。文庫全集の刊行時に新たに作られたデジタル製版を基にしているという。

(永沢 茂)