ニュース

日本独立作家同盟が「群雛文庫」創刊、インディーズマガジン「月刊群雛」の掲載作品を文庫化

 インディーズマガジン「月刊群雛」の掲載作品を文庫化するレーベル「群雛文庫」が5日に創刊された。初回ラインナップは、波野發作「オルガニゼイション」、ハル吉「デリヘルDJ五所川原の冒険」、芦火屋与太郎「夢を継ぐ」、平乃ひら/神楽坂らせん「パレード・マトリョシカ」、竹島八百富「Xメン・日本」の5点。今後、毎月5日に数点ずつ刊行していく。

 電子版が各200円(税別)、文庫本サイズのプリントオンデマンド版が各840円(税別・送料別)で、BCCKSで販売を開始した。電子版については、Kindleストア、楽天Kobo電子書籍ストア、BOOK☆WALKERなどで電子書籍ストア各社でも順次配信開始予定。

 月刊群雛は、独立系作家をサポートするためにNPO法人日本独立作家同盟が2014年1月に創刊した電子/プリントオンデマンド雑誌。同法人の会員の作家から作品を公募し、有志のボランティアによる制作・デザインなどを経て電子雑誌としてパッケージ化して販売している。これまでに通算22号を発行し、掲載作品は通算200話を超えた。同誌の読者以外にも広く読んでもらうため、掲載作品からセレクトし、解説や作者のあとがきを加えて文庫様式で刊行していくことにしたという。

(永沢 茂)