ヤフー、スマホアプリ提供者向けアナリティクスツール「Yahoo! MOBILE INSIGHT」提供開始

　ヤフー株式会社は1日、スマートフォンアプリ提供者向けのアナリティクスツール「Yahoo! MOBILE INSIGHT」の提供を開始した。

　ヤフーによると、スマートデバイスの普及によりアプリ市場が成長を続ける一方、アプリ開発者や提供者にとってのマーケティング環境は発展途上だという。新たに提供するYahoo! MOBILE INSIGHTでは、アプリ広告の効果測定機能やアクセス解析機能を備え、広告運用の最適化を支援する。

　新規ユーザーの獲得に対しては、限られたプロモーション予算をビジネス目標に合わせて効率的に運用するため、メディアキャンペーンごとにパフォーマンスをトラッキングしてプロモーション施策の運用実績をレポーティングする。また、ユーザーの継続的な利用に対しては、ユーザー属性やアプリ内の行動を明確にし、それらの分析指標をレポーティングすることで、ユーザーの傾向に基づいたアプリのサービス運営をバックアップするとしている。なお、アナリティクス機能は現在Androidのみに対応しており、今後iOSにも対応する予定。

　スマートニュース株式会社の「SmartNews」、Glossom株式会社の「GREE Ads Reward」、GMO TECH株式会社の「GMO SmaAD」など16社と協業しており、各サービスを利用する広告主はYahoo! MOBILE INSIGHT上で広告を一元的に管理し、広告効果の測定やレポートの閲覧ができるとしている。

　料金プランとして、無償の「オープンプラン」、有償の「プライベートプラン」が提供される。オープンプランは無料で利用できるが、ツールにより収集されるデータは、一部を除いてYahoo! JAPANも取得する。一方、プライベートプランではユーザーのみがデータ取得可能。月間アクティブユーザー数に応じて1ユーザーあたりの月額料金が変わり、30万未満で0.2円、30万以上100万未満で0.15円、100万以上で0.1円となる。なお、アプリごとにプランの選択が可能。