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スマホから家電操作できる「iRemocon」と鍵型スイッチデバイス「Hackey」、ヤフーのIoTアプリ「myThings」に対応

 ヤフー株式会社は16日、IoT機器と各種ウェブサービスを自由に組み合わせられるIoTプラットフォーム「myThings」において、株式会社グラモの「iRemocon」と株式会社Cerevoの「Hackey」が利用できるようになったと発表した。

 myThingsは、ウェブサービスやデバイスの窓口となる「チャンネル」を自由に組み合わせることで、今までになかった使い方で各種サービス/デバイスを利用できるスマートフォン向けIoTアプリ。ヤフーでは、オススメの組み合わせを提供しており、ライトユーザーでも複雑な設定なしで利用可能。現在、37のチャンネルが公開されている。

「myThings」では、オススメの組み合わせが提供されており、ユーザー自身でカスタムしなくてもサービスを組み合わせた便利な使い方が可能
各種チャンネルを組み合わせて、ユーザーオリジナルの組み合わせも作成可能

 今回、iRemoconとHackeyが新たなチャンネルとして追加され、myThings上の各種サービスと簡単に連携できるようになった。iRemoconは、スマートフォンから家電製品の操作ができるマルチリモコンで、本体内に温度計や湿度計などを備える。Hackeyは、ウェブサービスやアプリを操作する鍵型スイッチデバイスで、鍵をひねるという物理動作を各種サービスのトリガーにすることができる。

 iRemoconチャンネルでは、本体に内蔵された温度計を使用して、室温が10度以下になったら自動的に暖房をオンにするといった使い方や、活動量計「JawboneUP」と組み合わせて、睡眠を感知すると自動的にテレビの電源をオフにできる。Hackeyチャンネルでは、「Yahoo!メール」と組み合わせて、子供が学校から帰ってきてHackeyをひねると、親に帰宅を知らせるメールを送信するといったことや、ECサービスと組み合わせて、Hackeyをひねるだけで日用品をカートに追加することができる。また、iRemoconとHackeyを組み合わせて、遠隔地に置いたHackeyをひねることで、iRemoconを設置した家庭内の家電を操作するといった使い方も可能だ。

「iRemocon」利用イメージ
「Hakey」利用イメージ

 myThingsでは、11月より企業向けに自社製品や自社サービスのチャンネル化を申請するフォームを開設している。また、12月にはユーザーが作成した組み合わせをSNS上でシェアし、投稿を見た人がクリックするだけでその組み合わせを設定できる「シェア機能」を追加している。

(山川 晶之)